カ・セントに、京料理人をご案内♪
ものすごいスピードで進化し、不動の地位を築いたモダン・スパニッシュ。 そして今、世界的なブームで、注目されている日本料理。
その両料理人の出会いに立ち会うという幸運に恵まれました。
それは、こんな経緯から…。
京都の「菊乃井」の村田さん率いる「日本料理アカデミー」という
京料理人の団体は、日本料理を正しく海外に普及することを目的とする「海外事業(フェローシップ)委員会」を一事業に掲げ、世界の人々に真の日本料理を理解してもらうべく、活動に励んでおられます。
その事業の副委員長を務める祇園の若主人から、
「今度はスペインから呼ばれていて、日本料理の技法や出汁のひき方を講習しに行くんだ」と聞いたので、
「スペイン料理と言えば、いま神戸に、カ・セントという素晴らしいお店があるよ」とお伝えすると、
「スペインに発つ前に、ぜひそのお店に連れて行ってほしい!」
ということになり、ご案内することに。
そこでカ・セントの福本シェフに、ご一緒するのは京料理人であること、日本料理アカデミーのこと、そしてその事業でスペインに行かれるので、現地のことを色々教えてあげてほしい…ということ伝えると、
「僕で出来ることでしたら喜んで。それから、お料理はぜひ“お任せ”でさせて下さい」と気合の入ったお返事が☆
さて、当日。
若主人は夜の営業があるため、ランチで伺ったのですが、
それはそれは、力のこもったディナー級ランチでした♪
まず最初に、前菜がババーン!と登場。
この演出はとてもインパクトがありました。
・スペイン産アンチョビ
・パルメザンクリームに鰯のマリネとトマト水を浮かべて
・バスク豚(ビゴール)の生ハム
・ブルターニュ産オマールのコライユのガスパッチョとオマール
・のれそれのアヒージョ
続くお料理も、一品一品が素晴らしく、
シェフの気合が充分に感じられるものでした↓
・アイナメのモホソース和え 乾燥空豆のピューレに新タケノコの
フリット (ウイキョウのガスパチョとともに)
・ハンガリー産フォアグラの低温コンフィ 海草と海草の軸をのせて
・有機野菜 エメンタールチーズソース
・金目鯛のソテー 柑橘とレモングラスのドレッシング
フランス産ニンニクと亀の手添え
そして、メインに
「鳩のエトフェ キクイモのピューレとクミンのソース、フキノトウとツクシのフリット添え」
が続くのですが、私としたことがメインの”鳩”を撮るのを忘れてしまいました
よっぽど夢中で食べていたせい!?![]()
ちなみにエトフェ(窒息)させると、体内に血がうっ血して、血が肉全体にまわり、肉に特有の鉄分を含んだ風味が強くなります。
とてもドス黒い色をしていました)。
・ヴァランシア風おじや
続いて、デザート♪
・ミルクアイスをスペインのチョコレート「チョコビック」でおおい、金柑のシロップを
敷いてあります。
・温かいりんごのタルトと
りんごのアイス
…という素晴らしいコースでした♪
若主人も、一皿一皿に感銘を受けたご様子。
そして全てのお料理を堪能した後、福本シェフが登場。
スペインで若主人が会うことになっているシェフは、
福本シェフの知人のようで、お話も盛り上がっていました。
そして最後に、二人はガッシリと握手。 分野は違っても、
料理人という”同士”の握手だったのでしょう。
帰宅後、若主人から、
「今日は有難う!とてもいい勉強になったよ。
フォアグラ、金目鯛、鳩それぞれの“火入れ”に感銘を受けました。
それからトマトのリキッドのガスパッチョ、これも良かった。
あれは僕も和食においてやってみたいな。
そしてところどころに見え隠れする“スペイン”に面白さを感じました。
彼らのような一生懸命頑張っているシェフとの出会いは、本当にいい刺激になります。 また色々教えてね」
とのメールが届きました。
研究熱心な料理人さんほど、こちらの情報を熱心に聞き、
美味しいお店があると伝えれば、実際に足を運ばれます。
立場上、拘束時間の長い彼らに、“情報提供”というささやかな協力を。 それをこんな風に喜んで頂ければ、こちらも嬉しい限りです。
料理人とフードアナリストも、
食文化を盛り上げていく“同士”ですから!










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